【雪かき初心者向け】効率の良い雪かきの方法は?
雪かきは非常にキツイ作業であり、身体面だけでなく、長い時間も要してしまいます。そのため少しでも効率性の良い雪かきをしたいと思うでしょう。このページでは効率的な雪かきの方法や注意点などを紹介します。
雪かきを行う前に!準備しておくもの・こと
雪かきを行うのであれば、まずは準備が大切です。準備をせずに雪かきに臨んでもケガのリスクが高まり、余計な時間を要してしまうだけ。そのため面倒だと思わずに、しっかりと準備も忘れずに行いましょう。
準備運動は必須
除雪作業は非常に重労働であり、身体に対し大きな負担を強いてしまいます。重たい雪を運ぶためことで筋肉痛をきたすだけでなく、力むときに血圧や脈拍が急上昇するケースも。そのため準備運動を除雪作業前・後で行うようにしましょう。作業後は整理運動まで行うと効果的です。下半身に溜まった血流を身体全体に循環させるようなイメージで実施してください。
除雪作業には服装も大切
除雪作業をするのであれば、防水素材の服装が理想的です。また作業していると徐々に暑くなってくるため、防寒ばかりを意識してしまうと汗で体が冷えてしまうことも。そのため体温調整ができるよう重ね着をし、なるべく吸水性が高く乾きやすい下着を着用すると良いでしょう。また長くつや防寒靴なども履いておくことも大切です。
使いやすいアイテムを準備
つぎに除雪用の道具についてですが、雪質や用途などに応じて作業しやすいものを選びましょう。積もった雪を切り分けるアイテム・雪を遠くに運ぶアイテムなど除雪作業ごとに使い勝手の良い物を使用してください。除雪の負担が減らせるだけでなく、作業の効率性もアップします。
天気予報をチェック
除雪作業において重要になってくるのが、天気です。激しい雪が降っている中での除雪作業は大変危険です。そのため夕方などの天気予報をチェックし、朝までに雪が降ると考えられているなら、早起きをして時間的な余裕を持って作業を行いましょう。また気温が急に上がったときは屋根の雪が落下する恐れもあるため、軒下に近づくときには注意してください。
効率的な雪かきの方法
準備が整えば、次は効率的な雪かきの方法について見ていきましょう。ただスコップで雪をすくうだけと思って作業をすれば、腰を痛めるなどのリスクを上げてしまうので注意してください。
手だけの力で行わない
除雪作業は腕だけの力で行うと大きな負担となります。コツとして腕だけでなく、足・腰など全身の筋力を使うことが大切です。スコップを使うときには脚と腰の力を活用し、雪を持ち上げるときは背筋をピンと伸ばして膝を軽く曲げ、身体全身で持ち上げるように行いましょう。スコップを使用する際は雪の山に近づく方が軽い力で持ち上がります。スノーダンプを使用するなら上半身の力を抜き、腰から進むイメージで行ってください。
腰をひねるのはNG
身体をひねりながら雪をポイッと捨てるのは、避けた方が良いでしょう。もし後ろに雪を捨てたいなら、投げたい方向に身体を向き、正面で捨てるように心がけてください。ひねりの動作を加えてしまうと、腰などを痛めるリスクが高まります。
無理はしない
たかが除雪作業と思って無理をしてしまうと、身体のいたるところにトラブルを招く可能性があります。また重大な事故にもつながるリスクもあるでしょう。そのため短時間で除雪を終わらせるのではなく、時間をかけて徐々に作業を進めることが大切です。焦らず、自分のペースで除雪を進めていきましょう。
雪かきで注意すること
雪かきをするなら、まずは除雪した雪をどこに置くのかも重要になってきます。もし隣家の敷地に雪を置いてしまえば、トラブルの原因になる恐れも。用水路など指定された雪捨て場があるなら問題はありませんが、とくにないのであれば雪を捨てる場所も事前に考えておきましょう。
また力に頼って雪の中にスコップを突き刺すのもNG行為です。もし雪の下に硬いものがあれば衝撃が伝わり手首などを痛めてしまうこともあるでしょう。また塩化ビニール製の水道管などがあれば、修理に費用が発生するリスクも高まります。そのため優しくスコップを刺すよう心掛けてください。
除雪作業が重労働なので、寒くても大量の汗をかいてしまいます。そのため定期的に休憩をはさみながら、しっかりと水分を補給するようにしましょう。少しでも作業中に体調不良を感じたら、作業をいったん中止して休むことが大切です。どんなことも焦りは禁物なので、無理だけは絶対にしないようにしてください。できることなら2人以上で作業を行い、もしものときにも対応できるようにしておく方が無難です。
お湯や水で溶かす場合の注意点
積もった雪の量が少量かつ、日陰などで凍ったりする場所でなければお湯や水で溶かすこともできます。
ただし、雪が多い場合や日陰などの場合、使用したお湯が凍結する場合があります。その場合はお湯や水を使ってはいけません。通常通りの雪かきをして除雪を行うとよいでしょう。
足元が悪い中でお湯を運ぶと転倒と火傷の恐れもあるので、熱湯を使うのはおすすめできません。
もしお湯や水を使うべきか、判断できない場合は、リスクを考慮してお湯や水は使わないほうがベターです。
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