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お墓の除雪も行うべき?注意点やポイントをチェック

大切なお墓を守っていく上で、お墓に積もった雪を取り除くことも大切です。このページでは、お墓の除雪について注意点などを解説します。

お墓の除雪は必要?

日本国内における一般的なお墓には専用の墓石が使われており、基本的に墓石は太陽光の熱を吸収して石の上に積もっている雪を溶かす効果を有しています。そのため、通常の使用法として考えれば、頻繁に除雪する必要はありません。

しかし豪雪地帯や特に降雪量の多い時期や、お墓の耐雪性を超えて雪が積もってしまった場合、その状態を長く放置することで墓石に悪影響を及ぼす恐れが高まります。そのため状況に応じて、可能であればお墓の上に積もっている雪だけでも取り除くといった除雪を試みることが望ましいでしょう。

ただし雪の降る日のお墓参りや、現地でお墓の除雪を行う際には注意すべきポイントもあるため、あらかじめ把握しておくのが大切です。

お墓を除雪する際の注意点

お墓の除雪を考えなければならないほどの降雪量や豪雪地帯であれば、そもそも大量の雪が降っている中でお墓へ向かうこと自体が危険になる恐れも。そのため、あくまでも安全にお墓へ行けることを前提とした上で、お墓を除雪する際の注意点を解説します。

御影石の上は滑って転倒する恐れあり

磨かれた御影石や墓石などはただでさえ表面が滑りやすくなっています。雨や雪に濡れた状態は転倒リスクが高い状態です。特に道が雪に覆われて見えない場合、御影石の上を歩いて転倒しないよう移動ルートをあらかじめ考えておく必要があります。

水くみ場の水道の凍結について確認する

除雪のついでにお墓を洗っておこうと考えると、水くみ場の水道が低気温の影響で凍結しているかも知れません。水くみへ行ったのに凍結していては二度手間になるため、最初に水道から水が出るのかチェックするといった事前準備も大切になります。

なお、雪国や北国ではあえて水くみ場の水道を少しだけ緩めて凍結防止を行っていることもあるため、使用を終えた後の対処も考えておきましょう。

墓石を傷つけないよう丁寧に雪かきする

墓石に積もった雪を取り除く際、雪が冷たいからと金属製のスコップや硬いほうきなどを使って除雪すると大切な墓石が傷ついてしまう恐れがあります。

墓石はデリケートなものであり、除雪する際には器具をぶつけたり鋭利な部分で削ったりしないよう注意しなければなりません。

他のお墓に雪を押しつけない

自分の家のお墓から取り除いた雪を、他の人のお墓周りへ押しやることは厳禁です。

お墓の除雪をする際のポイント

墓石は繊細で傷つきやすいものだからこそ、お墓の除雪を行う際にもきちんとやり方を考えておきましょう。

プラスチック製のスコップなどを用意する

お墓の除雪を行う際にはあらかじめプラスチック製で先端の丸いスコップを用意しておき、作業時に墓石を傷つけないよう準備しておくことが肝心です。また背の高い部分に無理な姿勢でアプローチすると転倒のリスクがあります。自分の体格や手のサイズとお墓の大きさに合わせて適したものを選びましょう。

滑りにくい靴を履いていく

足下に雪が積もっていたり、地面の上の水が凍っていたりする場合、通常よりも滑りやすく転倒する危険性が高まります。そのため、靴底に滑り止め機能がついている長靴やブーツといったものを用意して、足下の注意を意識することもポイントです。

除雪した雪の捨て場所を考える

自分のお墓に積もった雪が邪魔だからといって他人のお墓の場所へ雪を捨てると、ご近所トラブルに発展する可能性があります。また安易に通路へ捨てることも危険です。

墓地の管理者へ雪かきした後の雪の処理についても相談しておきましょう。

無理はしない

お墓の除雪は安全性やリスクを考慮して、あくまでも無理のない範囲で行うことが大切です。

花立てへの対策

花立には水抜き穴がないものが多いため、水が残っていると寒さで凍ってしまうことがあります。花立てが凍ると花を飾れないだけでなく、花立てにひびが入ってしまうこともあります。

花立ての中の水が凍ったときは、中の氷を取りださなくてはなりません。

ステンレス製の花筒で取り外せるときは、外して水を掛けながら逆さまにすると、するりと氷が出てくる可能性があります。

花筒がない場合には、氷を溶かすために塩をかけるのもおすすめです。塩が水にとけると周りの熱を吸収する性質があり、この熱によって早く氷を溶かすことができます。棒などでつつくとお墓が傷つく可能性があるのでやめておきましょう。

花立てに水抜き穴があれば、水がたまらずに抜けていくので凍結することもありません。

水抜き穴がない場合、花立ての凍結を防ぐには、雪囲いが有効です。雪囲いは花立てにビニールやシートを覆いかぶせて、雪や水が入るのを防ぐ方法です。花立てにかぶせて雪の侵入を防ぐ製品も販売されていますので、凍結する前に対策しておきましょう。

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