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除雪に関する支援制度

除雪・排雪作業が必要となる地域では、自治体が支援制度を設けていることがあります。ここでは、さまざまな自治体が実施している支援制度をまとめてみました。

札幌市で行われている支援制度

札幌市では、生活道路の排雪に対し、「市民助成トラック制度」および「パートナーシップ排雪制度」を設けています。

昭和40年代からある市民助成トラック制度は、地域住民が排雪を行う場合に運搬に必要なトラックを無償で貸し出す制度です。市民助成トラック制度では雪の積込作業や交通誘導、地域内の調整などは地域住民が行うのに対し、もう一方のパートナーシップ排雪制度は受託業者が地域の運搬排雪作業を実施します。

パートナーシップ排雪制度は1kmあたりの地域支払額が一律で決まっており、残りの費用は市が負担することから、排雪に関する地域の負担を抑えた制度となっています。市民助成トラック制度とパートナーシップ排雪制度は重複して利用できないため、どちらが地域の実情により適しているのかの検討が必要です。

参照元:札幌市公式HP(https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/haisetsu/index.html

参照元:札幌市公式HP(https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/haisetsu/partner.html

函館市で行われている支援制度

函館市では、自力で除雪のできない高齢者や身体に障がいのある方を対象とした除雪サービスを行っています。除雪を援助できる方が近くにいない、敷地内に融雪機などの設備が設置されていないことが原則です。外出時の通路を確保するための除雪サービスなので、除雪の範囲は通常出入りする玄関から公道までとなります。

また、屋根の雪が玄関先に落ちて外出できない可能性がある場合は、雪下ろしサービスを利用することも可能。ただし、東部4支所管内(戸井・恵山・椴法華・南茅部地区)は雪下ろしサービスの対象外となります。除雪・雪下ろしサービスは無料で利用できますが、利用には管轄の地域包括支援センターにて登録が必要です。

参照元:函館市公式HP(https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017120400106/

青森市で行われている支援制度

青森市では、市や社会福祉協議会が高齢者世帯などを対象とした雪処理支援を実施しています。

市の活動としては屋根の雪下ろし費用の一部助成、福祉協議会ではボランティアによる間口除雪や屋根の雪下ろしを実施。制度を利用するには主な要件に該当する必要がありますが、屋根の雪下ろし費用の一部助成については豪雪時の拡充措置が設けられており、市民税課税世帯も対象となります。

助成額の上限は1シーズンにつき25,000円となっており、豪雪対策本部設置時は非課税世帯のみ50,000円に引き上げられます。制度を利用するための主な要件については、市のHPをご確認ください。

参照元:青森市公式HP(https://www.city.aomori.aomori.jp/kenko-fukushi/kurashi-guide/kitaguni-snow/documents/20180124.html

柏崎市で行われている支援制度

柏崎市では、道路幅が狭くて市で機械除雪ができない道路を町内会などが除排雪する場合に、かかった費用の一部を補助する道路除排雪費補助金を設けています。

補助対象道路は市道・法定外道路・公衆用道路・農道です。国道や県道、駐車場、施設内の場内道路は補助金の対象外となります。補助率は除排雪費のうち機械借り上げに係る経費の75%以内です。制度を利用するには、市の道路維持課に除排雪計画書や補助金交付申請書を提出する必要があります。

参照元:柏崎市公式HP(https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/snowinfo/2/24421.html

北上市で行われている支援制度

北上市では地域住民による道路の雪対策への支援制度を設けています。市が設けている支援制度は「地域除排雪制度」「軽トラック無料貸出制度」「排雪作業支援制度」の3つです。

地域除排雪制度では、事前に届出のあった除排雪指定路線以外の市道や小地域ネットワーク対象者世帯の私道の除排雪作業を行った場合、市から報償費を受け取ることが可能。軽トラック無料貸出制度では、2人以上のグループで道路の排雪作業を行う場合に、雪運搬用の軽トラックを無料で借りることができます。

排雪作業支援は、地域が自主的な活動として市道の排雪作業を行う場合に、市が排雪機械およびダンプトラック(運転手付き)を無償で派遣する制度です。

参照元:北上市公式HP(https://www.city.kitakami.iwate.jp/life/soshikikarasagasu/dorokankyoka/ijikakari/josetsu/14473.html

福井市で行われている支援制度

福井市では雪に強い地域づくりを目指して、小型除雪機の購入費の一部を支援する福井市小型除雪機購入補助事業を行っています。

助成の対象となる経費は小型除雪機の購入費(付加仕様含む)とトラクターに装着して使用する除雪機械の購入費の2つ。補助限度額は1台あたり80万円で、補助率は対象経費の2分の1に設定されています。対象となる要件が細かく定められているため、詳しくは福井市のHPでご確認ください。

参照元:福井市公式HP(https://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/koutu/snow/kogatakikaikounyuuhojyo_r3.html

妙高市で行われている支援制度

妙高市では、除排雪等支援制度としていくつかの制度を用意しています。

そのうちの一つが、要援護世帯冬期在宅支援制度です。要援護世帯冬期在宅支援制度は自力での除雪が困難な世帯に対して、除雪や雪踏みを支援する制度です。

要援護世帯の住宅の建物の屋根雪除去や避難路などの確保、除雪及び生活路を確保するための雪踏みを第三者に行ってもらう場合、妙高市が除雪作業費を助成します。

対処地域は妙高市全域で、高齢者世帯や母子世帯、障がい者世帯などが対象となります。自力での除雪ができない、親兄弟などの親せきから労働力または金銭的援助が受けられないなど、要件に当てはまれば利用可能です。

要援護世帯冬期在宅支援制度を利用する場合は、各地区の民生委員に相談します。

参照元:妙高市公式HP(https://www.city.myoko.niigata.jp/docs/419.html

支援制度の内容は各自治体によって異なる

さまざまな自治体が除雪に関する支援制度を設けていますが、支援内容や要件は各自治体によって異なります。支援制度の利用を検討している場合は、お住まいの自治体の窓口や公式HPで支援内容や要件をご確認ください。

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おすすめの除雪機メーカー 3選

除雪機専門メディア「雪ブンブン」では、主要な除雪機メーカー9社・125製品をとことん調査。調査で浮かび上があった各メーカーの特徴をピックアップ!どのメーカーの除雪機を選べばよいのかわからない方は、ぜひ参考にご覧ください。

高性能で馬力のある
除雪機のラインナップが豊富
国産
メーカー
ワドー
  • ホンダの除雪機製造をはじめ、クボタ・ヤンマーの除雪機をOEM製造。品質の高さは同業者からも支持されている老舗メーカー
  • 自社で開発・製造をしているため、扱いやすさを追求した除雪機が魅力!
こんな人におすすめ
  • 馬力があり、扱いやすい除雪機が欲しい
  • たくさんの除雪機の中から、自分にあうものを探したい
対応タイプ
小型
中型
大型
2万円~10万円代の小型で
低価格な除雪機が豊富
中国
メーカー
ハイガー
  • 中国の自社工場で一括生産体制を組むことにより、安価を実現!
  • 楽天・ヤフー・AmazonのECサイトで手軽に購入が可能
  • 日本語の説明付きで、組み立ても簡単
こんな人におすすめ
  • 収納に困らないコンパクトな除雪機がほしい
  • ちょっとした庭先の除雪やママさんダンプより楽に除雪したい
対応タイプ
小型
中型
大型
運転時の騒音を軽減する
静音モデルの除雪機が豊富
国産
メーカー
ヤマハ
  • 手押しの小型から中型の除雪機で、静音モデルタイプを展開!
  • エンジン部を囲い込んで騒音を低減する静音設計だから、深夜や早朝の除雪作業にも◎
こんな人におすすめ
  • ご近所さんが隣接しているので、運転音が軽減された除雪機が欲しい
対応タイプ
小型
中型
大型
今回調査した
除雪機メーカー
ワドー(和同) / ホンダ / クボタ / ヤマハ / ヤンマー / 工進 / フジイコーポレーション / ハイガー / ヤナセ
選定基準

「除雪機 メーカー」とGoogle検索、表示された上位9位のメーカーをピックアップ。(2022年1月7日調査時点)
・豊富なラインナップ…9メーカーのうち、最も除雪機が多かったメーカー(ワドー(和同))
・低価格…9メーカーのうち、最も低価格の除雪機を多く扱っているメーカー(ハイガー)
・静音モデル…9メーカーのうち、最も静音モデルが多かったメーカー(ヤマハ)