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除雪機はメンテナンスが
必要?

除雪機を購入して、できるだけ長く良い状態を保つためにはメンテンスが必要です。ここではメンテナンスの必要性と実際に行うべきメンテンスの内容について解説します。

目 次

除雪機のメンテンスの必要性

日頃から除雪機のメンテナンスをしておくことで、急に除雪が必要になったときでも「動かなくなってしまった」「うまく除雪できない」などのトラブルを防ぐことができます。シーズンの前後にはポイントを押さえた正しいメンテンスを行いましょう。

メンテナンス次第で高く
買い取ってもらうことも

中古自動車同様に除雪機についても、中古として買い取ってもらうことが可能です。

できるだけ高く買い取ってもらうためには、日々のメンテナンスが必要。中古商品として売却する可能性がある場合についてもメンテナンスは必要な作業です。

基本のメンテナンス内容を
チェック

すべての機種に共通する基本のメンテナンスについて紹介します。これにプラスして機種に応じたメンテナンス作業をしましょう。

エンジンオイル

除雪機全体の動作をスムーズにするエンジンオイル。定期的にエンジンオイルを点検することで除雪機の状態をよくするだけでなく、使用可能年数をアップすることができます。

エンジンオイルを点検するときは、水平な場所に除雪機を置くことが安全のポイント。エンジンオイルのキャップを外し、ゲージと呼ばれるオイルの量を測定するスティック状のものをつかってオイルの量や劣化具合を確認します。場合によってはオイル交換も必要になります。

エンジンオイルの交換方法

エンジンオイルを交換するときは専用のホースを給油口に差し込み、ポンプを活用しオイルを吸い出します。すべてを吸い出した後で、新しいオイルを給油口から流し込む流れです。オイルを流し込む際は、入れすぎないように注意しましょう。オイルキャップのゲージを縁に触れるまで挿入し、オイルの量を測定しながら調整することが大切です。適切な量まで入れたら、キャップを締めて終了となります。エンジンオイルを交換しなければエンジンが焼きつく可能性があるため、状況によりますが2年に1度のペースで交換してください。

シャーボルト

シャーボルトとは、オーガと呼ばれる黒い刃とオーガミッションをつなぐボルトのこと。

シャーボルトはオーガに小石が当たった際に衝撃を吸収し、オーガが損傷するのを防いでくれます。シャーボルトが損傷したまま使い続けると、オーガが外れてしまうことがあるため大変危険。除雪機の使用前後には必ずシャーボルトを確認するようにしましょう。

シャーボルトの扱いは初心者にとって危険なので、ディーラーか専門店に交換を依頼するのが良いでしょう。

クローラー

クローラーとは、ゴムのキャタピラ部分のこと。クローラーのメンテナンスは、除雪機の移動にかかわるので怠ることはできません。

クローラーを点検するときは、まず目視でひび割れや減り具合を確認することがポイント。さらに上の部分を押して張り具合を確認しましょう。クローラーの張り具合によっては交換が必要となることも。交換や調整が必要な場合は取扱店に問い合わせて、作業前に新しいクローラーに取り替えましょう。

バッテリー

バッテリーの充電は1年に2回が目安。除雪作業中にバッテリーが切れて動かなくなることを防ぐようにしましょう。バッテリー充電器を持っていたら自分で充電することもできます。

バッテリー充電方法

充電器を活用してバッテリーを充電する場合は、キャップを外し、補充液をUPPERのレベルまで入れていきます。そのあとで充電器のプラスケーブルをプラス部分につなぎ、マイナスケーブルをマイナス部分につないだら、キャップを緩めた状態で充電。この際、通気性の良い場所で行うことが大切です。充電が終われば、マイナスケーブル・プラスケーブルの順に外していきます。最後にキャップを閉めれば、充電完了です。

充電後にバッテリーに触れ、側面に熱を感じた場合はバッテリーの寿命のサインなので新しく交換してください。1年に2回程度を目安にバッテリーの充電を行いましょう。

シューター・オーガ

雪を吐き出すという役割を担うシューターですが、かき込んだ雪の中に石などが混入していた場合、内側の塗装表面が擦れてしまいます。塗装が擦れて剥がれた部分は錆が発生しやすくなります。シューターに錆は内部で詰まりが生じやすくなったり、投雪距離が短くなったりと不調の原因に繋がるため注意が必要です。塗装表面の剥がれが目立ってきた場合、再塗装をしておくことをおすすめします。

オーガも上述のシューターと同様、雪と一緒に石などを巻き込むことによって損傷を受けた部分は、錆びやすくなります。錆びた部分には雪が付着しやすくなるため、作業効率の低下につながります。オーガに関しても同様に都度再塗装をしておけば、除雪機の不調などのリスク対策になるでしょう。

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おすすめの除雪機メーカー 3選

除雪機専門メディア「雪ブンブン」では、主要な除雪機メーカー9社・125製品をとことん調査。調査で浮かび上があった各メーカーの特徴をピックアップ!どのメーカーの除雪機を選べばよいのかわからない方は、ぜひ参考にご覧ください。

高性能で馬力のある
除雪機のラインナップが豊富
国産
メーカー
ワドー
  • ホンダの除雪機製造をはじめ、クボタ・ヤンマーの除雪機をOEM製造。品質の高さは同業者からも支持されている老舗メーカー
  • 自社で開発・製造をしているため、扱いやすさを追求した除雪機が魅力!
こんな人におすすめ
  • 馬力があり、扱いやすい除雪機が欲しい
  • たくさんの除雪機の中から、自分にあうものを探したい
対応タイプ
小型
中型
大型
2万円~10万円代の小型で
低価格な除雪機が豊富
中国
メーカー
ハイガー
  • 中国の自社工場で一括生産体制を組むことにより、安価を実現!
  • 楽天・ヤフー・AmazonのECサイトで手軽に購入が可能
  • 日本語の説明付きで、組み立ても簡単
こんな人におすすめ
  • 収納に困らないコンパクトな除雪機がほしい
  • ちょっとした庭先の除雪やママさんダンプより楽に除雪したい
対応タイプ
小型
中型
大型
運転時の騒音を軽減する
静音モデルの除雪機が豊富
国産
メーカー
ヤマハ
  • 手押しの小型から中型の除雪機で、静音モデルタイプを展開!
  • エンジン部を囲い込んで騒音を低減する静音設計だから、深夜や早朝の除雪作業にも◎
こんな人におすすめ
  • ご近所さんが隣接しているので、運転音が軽減された除雪機が欲しい
対応タイプ
小型
中型
大型
今回調査した
除雪機メーカー
ワドー(和同) / ホンダ / クボタ / ヤマハ / ヤンマー / 工進 / フジイコーポレーション / ハイガー / ヤナセ
選定基準

「除雪機 メーカー」とGoogle検索、表示された上位9位のメーカーをピックアップ。(2022年1月7日調査時点)
・豊富なラインナップ…9メーカーのうち、最も除雪機が多かったメーカー(ワドー(和同))
・低価格…9メーカーのうち、最も低価格の除雪機を多く扱っているメーカー(ハイガー)
・静音モデル…9メーカーのうち、最も静音モデルが多かったメーカー(ヤマハ)