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除雪機のよくあるトラブル

「最近除雪機を使い始めたけれど、どうも調子が今一つ」ということもあるようです。ここではよくある除雪機のトラブルと解決法について紹介しているので参考にしてください。

目 次

除雪機のトラブルと解決法

バッテリーの機能低下で
エンジンがかからない

雪が降る寒い時期によく起こるのがエンジンの不調です。エンジンの不調は外気温が低い時期に多く、キーを回してもエンジンがかからないことがよくあります。これは温度の低下により、バッテリーの機能が下がってしまうことによるもの。バッテリーを交換することで解消されます。

エンジンがかからなくなる前兆は、エンジン音が普段よりゆっくりになるため、分かりやすいです。除雪機を本格的に使い始める前に、エンジンをかけてみて音を確認してみましょう。

クローラーのひび割れは
切れてしまうことも

クローラー(キャタピラ)が切れてしまうこともあります。切れてしまったら除雪機を安全な場所に移しエンジンを止めましょう。

そして販売店に修理の依頼をしますが、クローラーの修理は数日かかることがあります。そのため一旦除雪作業を中止しなければなりません。突然切れてしまうことがないよう、作業前にはクローラーがひび割れていないかチェックしましょう。

クローラーは消耗品です。劣化したら早めに交換しておくことが故障を防ぐことにつながります。

シューターに雪が詰まったら
除去棒でかきだす

シューターの雪詰まりもよくある不調の一つです。

煙突型のシュートはブロア機構の一部。インペラが吹き飛ばした雪をひとつの方向にまとめる整流装置の役割を持ちます。もしシューターに雪が詰まったら、エンジンを切り、付属の除去棒で雪を取り除きましょう。

シューターの詰まりをなくすためには、あらかじめシューター部分にシリコンスプレーなどの補修材を塗布しておきましょう。ひと手間かけるだけで、雪詰まりが軽減し除雪作業がはかどるため作業がスムーズに運びます。

シャーボルトが折れたら予備と
交換する

シャーボルトとはオーガとオーガミッションをつなぐボルトの事。このシャーボルトが折れることは頻繁にあるため、替えのシャーボルトを用意しておきましょう。

シャーボルトは、石や氷がオーガに挟まるなどで過剰な負荷がかかった際に、重大な破損を防ぐため折れるようになっている安全ピンの役割を果たします。

シャーボルトは折れるものなので、事前に予備を数本用意しておくとすぐ対処できるため安心です。

雪がかけないならオーガの爪を
確認

除雪機は問題なく動いているのに上手く雪がかけないことがあります。こんな場合はオーガの爪の消耗が原因かもしれません。シューターやシャーボルトに問題がないにもかかわらず、除雪機の調子がわるいのならオーガの爪を確認してみましょう。

爪は氷や石の衝撃で意外にも早く消耗してしまうことがあります。爪に溝があるかをチェックして、消耗が激しいようなら販売店で爪の交換をしてもらいましょう。

除雪機のメンテナンスについてチェック!

まっすぐ走らないならトラック・クローラー周りを確認

まっすぐ走らないときは、トラック・クローラー周りを確認してみましょう。

まず、クローラーの張りが左右均等か確認をし、均等でなければ取扱説明書を参考に調整します。

つづいて、トラック部分のスプロケットピンの左右どちらかが折れていないかを確認します。片方が折れているとまっすぐ走らない原因になりますので、折れている場合は交換しましょう。

上記の対応でもトラブルを解消できない場合は、購入した店に相談してください。

使用中に突然エンジンが切れるなら燃料タンク・インペラの雪詰りを確認

使用中に突然エンジンが切れるときは、燃料タンク周辺やインペラに不具合がある可能性があります。

燃料タンクキャップの周りに雪が溜まっていたり、燃料タンクのキャップを外したときに音がする場合は、周辺の雪や水を取り除きましょう。

また、インペラとハウジングインペラのすき間で凍結している場合も、回転しない状態になりエンジンが止まってしまいます。エンジンの停止を必ず確認してから、スイッチキーを抜いて雪詰まりを除去します。

オーガの高さ内の除雪量にしないと止まることもあるので、スコップなどで雪の上部を取り除き、オーガ高さ以下になるようにしてから除雪をしてください。

参照元HP:ヤマハ発動機|故障かな?と思ったら (https://www.yamaha-motor.co.jp/snowblower/qa/0004.html)
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おすすめの除雪機メーカー 3選

除雪機専門メディア「雪ブンブン」では、主要な除雪機メーカー9社・125製品をとことん調査。調査で浮かび上があった各メーカーの特徴をピックアップ!どのメーカーの除雪機を選べばよいのかわからない方は、ぜひ参考にご覧ください。

高性能で馬力のある
除雪機のラインナップが豊富
国産
メーカー
ワドー
  • ホンダの除雪機製造をはじめ、クボタ・ヤンマーの除雪機をOEM製造。品質の高さは同業者からも支持されている老舗メーカー
  • 自社で開発・製造をしているため、扱いやすさを追求した除雪機が魅力!
こんな人におすすめ
  • 馬力があり、扱いやすい除雪機が欲しい
  • たくさんの除雪機の中から、自分にあうものを探したい
対応タイプ
小型
中型
大型
2万円~10万円代の小型で
低価格な除雪機が豊富
中国
メーカー
ハイガー
  • 中国の自社工場で一括生産体制を組むことにより、安価を実現!
  • 楽天・ヤフー・AmazonのECサイトで手軽に購入が可能
  • 日本語の説明付きで、組み立ても簡単
こんな人におすすめ
  • 収納に困らないコンパクトな除雪機がほしい
  • ちょっとした庭先の除雪やママさんダンプより楽に除雪したい
対応タイプ
小型
中型
大型
運転時の騒音を軽減する
静音モデルの除雪機が豊富
国産
メーカー
ヤマハ
  • 手押しの小型から中型の除雪機で、静音モデルタイプを展開!
  • エンジン部を囲い込んで騒音を低減する静音設計だから、深夜や早朝の除雪作業にも◎
こんな人におすすめ
  • ご近所さんが隣接しているので、運転音が軽減された除雪機が欲しい
対応タイプ
小型
中型
大型
今回調査した
除雪機メーカー
ワドー(和同) / ホンダ / クボタ / ヤマハ / ヤンマー / 工進 / フジイコーポレーション / ハイガー / ヤナセ
選定基準

「除雪機 メーカー」とGoogle検索、表示された上位9位のメーカーをピックアップ。(2022年1月7日調査時点)
・豊富なラインナップ…9メーカーのうち、最も除雪機が多かったメーカー(ワドー(和同))
・低価格…9メーカーのうち、最も低価格の除雪機を多く扱っているメーカー(ハイガー)
・静音モデル…9メーカーのうち、最も静音モデルが多かったメーカー(ヤマハ)