除雪機を使うときに免許は必要?
北海道や東北だけでなく、関東などでも大雪に遭うことも多くなっています。雪下ろしや雪かきなどに欠かすことができないのが除雪機です。このページでは除雪機を使用する際の免許について解説しています。
私有地で小型除雪機を使用する場合
手押しタイプの小型の除雪機で自宅周囲や駐車場など私有地の除雪を行う、といったケースであれば、とくに免許・資格は必要なく誰でも気軽に扱えます。
ただ誰でも使える手軽さがある一方、事故も数多く発生しており注意が必要です。2009年9月~2012年11月の事故情報データバンクによると、除雪機の事故は約3年間で32件も発生している現状があります。回転刃に巻き込まれる・除雪機に轢かれてしまうといった事故です。安全装置を無効化することで、事故に巻き込まれることもあるため、必ずシーズン前に点検する・無効化しないなどを心掛けましょう。また周囲の安全に配慮したうえで使用することも大切です。
公道で小型除雪機を使用する場合
一般的に小型除雪機(歩行型ロータリ除雪機)を公道で使用することはできません。※
私有地ではなく、公道で小型除雪機を使用する場合は基本的に除雪講習の修了が必要になってきます。エリアによって異なるため、公道で使用するケースの免許・資格を確認しておきましょう。また講習の開催時期も異なるので、冬のシーズンになる前にチェックしておくことが大切です。
さらに小型除雪機の購入に関する補助金を設けている自治体もあります。団体を対象にしているケースがほとんどですが、山形県の一部エリアなどでは個人も対象としており、よりお得に小型除雪機を購入できるでしょう。まだ小型除雪機を保有していない、買い替えを検討している方は一度自治体に確認してみてください。
もし除雪車を運転する場合免許は必要?
除雪車は公道や空港などの除雪を行うために使用される特殊車両のこと。個人が誰でも使用できる「除雪機」とは違い、こちらは運転・使用で免許の取得が必須となります。
主に必要とされるのが大型免許、あるいは大型特殊免許です。また、除雪講習を終了していること、公道などで運転するには規定の運転経験も必要とされます。個人で大型の除雪車を運転することはまずありませんが、もしも除雪作業員として働く事になった場合は、免許取得や講習についてチェックしておくとよいでしょう。
まとめ
公道で小型除雪機を使用しないのであれば、免許・資格は必要ありません。ただ小型除雪機が気軽に使えるからと言って、安易に使用するのは大変危険です。除雪機の誤った使用方法で事故も発生しやすくなるため、必ずメンテナンスや点検、安全装置などを確認しましょう。
また公道で小型除雪機を使用する場合は、自治体によっても変わりますが基本的に講習を受ける必要があります。自治体の中には購入費を補助してくれる制度が整っているケースもあるため、まずは自治体に補助金の有無や講習の日程などを確認することが大切です。
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