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除雪機の操作方法は?

除雪機の操作方法はメーカーや機種で異なることも多いです。3機種の除雪機を一例として操作方法をご紹介します。

ワドー(SXC1380)

複数あるワドーの機種の中で、XC1380の操作について解説します。

操作方法

エンジンをかけるときは燃料コックレバーを運転位置にします。主変速レバーが「N」位置のときだけエンジンをかけられるので確認しましょう。走行クラッチレバーも「切」位置にないとエンジンをかけられません。

エンジンスイッチを始動位置に合わせるとセルモーターが動きます。旋回や進行方向を変えるときは、サイドクラッチレバーで操作してください。右旋回は右側のサイドクラッチレバーを握ります。左旋回なら左側サイドクラッチレバーを握るだけです。通常の停車は、主変速レバーを「N」位置に、緊急停車はエンジンスイッチを「切」位置に合わせます。走行クラッチレバーから手を離し「切」位置、エンジン回転調節レバーを「低」位置に合わせ、最後、エンジンスイッチを「切」位置にすると停車できます。

除雪作業は、エンジンをかけ、除雪方向調節レバーを操作し、投雪方向と距離を決定してください。オーガハウジング調節レバーで除雪の高さを決定します。走行クラッチレバー、除雪クラッチスイッチを「入」に合わせます。リフトモード切替スイッチを任意で自動モードにし、エンジン回転調節レバーを「高」の位置に動かすのが一連の流れとなります。雪質や積雪量に合わせ、主変速レバーの位置でスピードを調節することも可能です。

Honda

操作方法

エンジン回転調節レバーを高速に合わせ、速度調整レバーを低速にして除雪作業を行います。始めに低速からスタートし、作業速度を徐々に上げるのがポイントです。除雪作業では、深い雪や固い雪だとエンジン回転が落ちる可能性があります。その際、除雪部にかかる雪幅を狭くするのがコツです。

固い雪で除雪部が乗り上げてしまった場合、除雪機を前後進させると平らにできます。深い雪、重い雪の除雪でエンジン回転が落ちた場合、通常の速度になるまで速度調整レバーをNに合わせるのがポイントです。除雪部の雪がなくなる、エンジン回転の回復を確認した後、作業を再開するとよいでしょう。

除雪部より雪が大量にあるなら段階的な除雪が必要です。坂をのぼる際は、オーガハウジングの高さ調整で除雪部を少し上げます。くいこませたい場合も、オーガハウジングの調整で除雪部を少し上げて対処してください。ケースによってはソリの位置調整も必要です。

参照元HP:Honda|除雪機かんたんガイド - 除雪作業のコツ (https://www.honda.co.jp/snow/guide/skillful/)

クボタ

操作方法

最初は、燃料コックレバーを「開」に、主変速レバーをNの位置に合わせてください。次にエンジン回転調節レバーを「低」から「高」方向に少しだけ動かしてください。気温が低くエンジンがかかりにくいなら、チョークレバーを引いた状態にします。

走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーが「切」位置に合わせた後、エンジンスイッチを「始動」位置に回します。かかったら、エンジン回転調節レバーを「低」に戻しましょう。5分程度、暖機運転を行った後は、主変速レバーがNにあることをチェックし、走行クラッチレバーを握ります。油圧走行駆動装置の暖機運転は3分程度行ってください。

エンジンをかけたら、調節スイッチを操作してオーガハウジングを地面から浮かせます。エンジン回転調節レバーは「高」位置、主変速レバーは「N」の位置かチェックしたら、走行クラッチレバーを「入」位置にしてください。主変速レバーを徐々に前へ倒すと前進します。

旋回する場合、サイドクラッチレバーで操作可能です。右旋回は右側、左なら左側のサイドクラッチレバーを握って操作します。左右両方を握るとエンジンが停止。万が一の際にもすぐに停止させられます。

通常の停止方法は、主変速レバーをNの位置に合わせて、クラッチレバーから手を離すだけです。エンジン回転調節レバーを「低」位置に合わせ、オーガハウジング調節スイッチを「下」にして地面に接地させます。最後にエンジンスイッチを「切」に合わせると停止します。

除雪作業での操作のポイントは、除雪をはじめる前に投雪方向と投雪位置を決定し、オーガハウジング調節スイッチで除雪の高さを決めることが必要です。主変速レバーが「N」位置にあるかチェックし、走行クラッチレバーを握ります。除雪クラッチレバーを握るとオーガが回転します。エンジン回転調節レバーは「高」位置、雪質や積雪量に合わせ、主変速レバーを操作して走行スピードを慎重に調節し、作業してください。

参照元HP:クボタ|クボタ除雪機 スノースラローム 基本操作方法[PDF](https://agriculture.kubota.co.jp/img_sys/otherDownload/4af7b5756f56ddf8dda1d9f61237d74a/manual.pdf)
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おすすめの除雪機メーカー 3選

除雪機専門メディア「雪ブンブン」では、主要な除雪機メーカー9社・125製品をとことん調査。調査で浮かび上があった各メーカーの特徴をピックアップ!どのメーカーの除雪機を選べばよいのかわからない方は、ぜひ参考にご覧ください。

高性能で馬力のある
除雪機のラインナップが豊富
国産
メーカー
ワドー
  • ホンダの除雪機製造をはじめ、クボタ・ヤンマーの除雪機をOEM製造。品質の高さは同業者からも支持されている老舗メーカー
  • 自社で開発・製造をしているため、扱いやすさを追求した除雪機が魅力!
こんな人におすすめ
  • 馬力があり、扱いやすい除雪機が欲しい
  • たくさんの除雪機の中から、自分にあうものを探したい
対応タイプ
小型
中型
大型
2万円~10万円代の小型で
低価格な除雪機が豊富
中国
メーカー
ハイガー
  • 中国の自社工場で一括生産体制を組むことにより、安価を実現!
  • 楽天・ヤフー・AmazonのECサイトで手軽に購入が可能
  • 日本語の説明付きで、組み立ても簡単
こんな人におすすめ
  • 収納に困らないコンパクトな除雪機がほしい
  • ちょっとした庭先の除雪やママさんダンプより楽に除雪したい
対応タイプ
小型
中型
大型
運転時の騒音を軽減する
静音モデルの除雪機が豊富
国産
メーカー
ヤマハ
  • 手押しの小型から中型の除雪機で、静音モデルタイプを展開!
  • エンジン部を囲い込んで騒音を低減する静音設計だから、深夜や早朝の除雪作業にも◎
こんな人におすすめ
  • ご近所さんが隣接しているので、運転音が軽減された除雪機が欲しい
対応タイプ
小型
中型
大型
今回調査した
除雪機メーカー
ワドー(和同) / ホンダ / クボタ / ヤマハ / ヤンマー / 工進 / フジイコーポレーション / ハイガー / ヤナセ
選定基準

「除雪機 メーカー」とGoogle検索、表示された上位9位のメーカーをピックアップ。(2022年1月7日調査時点)
・豊富なラインナップ…9メーカーのうち、最も除雪機が多かったメーカー(ワドー(和同))
・低価格…9メーカーのうち、最も低価格の除雪機を多く扱っているメーカー(ハイガー)
・静音モデル…9メーカーのうち、最も静音モデルが多かったメーカー(ヤマハ)