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中古の除雪機を購入する際に
知っておきたい事
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買ってはいけない?
中古の除雪機を購入する際に
知っておきたい事

いざ除雪機を購入しようとカタログを見てみたら、かなり高額で予算に合わないという場合もあるでしょう。1年中使うものでもないし、新品は不必要ということも。そんな場合は中古を検討してみるのがおすすめです。

中古自動車と基本的に買い方は同じですが、中古除雪機ならではのチェックポイントがあるので解説します。

目 次

中古除雪機のチェックポイント1:オーガとエンジンをチェック

除雪機で一番大切なのは雪を掻くオーガの部分です。中古の除雪機を選ぶ際には、まずオーガがしっかりしているかを確認しましょう。変形していたり、塗料が剥げていたり錆びていたりするものは、除雪機能が十分発揮できないこともあるので購入を避けるのが無難です。

もう一つのポイントはエンジン。エンジンの調子が悪いと除雪機自体が動かないので、ちゃんとエンジンがかかるかを実際にチェックしてみましょう。キーを回してすぐにかかるかどうかが、良いエンジンの目安の一つです。

中古除雪機のチェックポイント2:保管状態が良いか

オーガとエンジンがクリアしたら、保管状態についてもチェックしましょう。冬以外では使うことがない除雪機で、大きなチェックポイントはバッテリー。使わない間も定期的に充電しておかないと、除雪機自体の機能が低下してしまうこともあります。

このため、バッテリーに問題がある除雪機は、きちんと働かない可能性があるので避けるのが良いでしょう。

また、屋外に置いていた除雪機ならシートがかけられていたかどうかもポイントです。使わない期間に覆いをしておくだけで、錆や汚れを防ぐことができます。特に海が近い場所であるなら、塩害対策にシートは必須。除雪機全体の劣化具合と合わせて、保管状態をトータルに判断しましょう。

中古除雪機のチェックポイント3:使用頻度の少ないものを

除雪機の使用頻度についても中古品選びでは大切です。除雪機の使用頻度は中古自動車なら走行距離にあたるもので、できるだけ少ないに越したことはありません。

除雪機は1年に数か月のみの使用となることが多いですが、場合によっては毎年使わず何年間か保管しているという場合もあります。そういった使用頻度の少ない除雪機を見つけるのがおすすめです。

中古除雪機のチェックポイント4:保証書と説明書を確認

購入時に保証書と取り扱い説明書があれば受け取りましょう。保証書については、保証期間がまだ残っているのであれば故障時に対応してくれます。また取扱説明書は取り寄せることもできますが、時間がかかることもあるので購入時にもらっておくと手間が省けます。

中古除雪機のチェックポイント5:安全装置の有無

デッドマンクラッチ(安全装置)の有無についても、忘れずに確認しましょう。操作ハンドルから手を離すと、回転部の作動や走行を自動的に停止させる機能をもつ重要な安全装置ですから、搭載されている除雪機を選びたいところです。

ただし、除雪機安全協議会が「デッドマンクラッチを除雪機の標準装備にすべきである」と定めたのは、2004年の4月です。そのため、2004年以前の除雪機だと、デッドマンクラッチが搭載されていない可能性があるので、特に注意が必要です

参照元HP:プレスリリース|「除雪機の死亡事故」7割が誤使用・不注意 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000092488.html)

中古品除雪機のメリット

中古品の除雪機の中には美品と呼ばれる状態の良いものもあり、お得に除雪機を購入することができます。また年に数回しか使用しない程度なので、中古品で良いと考えている人も多いようです。具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

コストが抑えられる

中古品を購入する最大のメリットがコスト面でしょう。新品であれば数十万円以上するタイプであっても、中古品なら十万程度とお得に購入することが可能です。同機種であれば性能も同じなので、コストが抑えられるのは非常に魅力的でしょう。

新品だからと言って気を使う必要がない

どんな商品であっても、新品だったら汚したくないと思うはず。しかし除雪機の場合、砂利やゴミ、枝など様々なものが雪と一緒にガタガタと通過していきます。そのため傷もつきやすく、慎重に除雪作業を進めたいと思うでしょう。しかし中古品であれば気を使う必要もなく、大胆に作業ができるのもメリットと言えます。

中古品除雪機のデメリット

非常にメリットも大きな中古品の除雪機ですが、残念ながらデメリットも。新品でないからこそ故障などのトラブルが起こりやすいなどが挙げられます。具体的にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

故障があるかは運次第

中古品だから絶対に故障するというわけではありません。除雪機を長く使い続けるためにはメンテナンスが重要になってくるため、前のオーナーがどのような使い方・メンテナンスをしていたかによって故障のしやすさが変わってくるでしょう。そのため運の要素もあり、運が良ければ故障しにくい除雪機を入手できる可能性もあるのです。

修理費用が高くなる可能性がある

除雪機も年数の経過によって、不具合を起こしやすくなり、部品の交換なども必要になってくるでしょう。もちろん自分で修理できるのであれば費用は抑えられますが、プロでなければ難しい修理の場合はコストも高くなってしまいます。

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おすすめの除雪機メーカー 3選

除雪機専門メディア「雪ブンブン」では、主要な除雪機メーカー9社・125製品をとことん調査。調査で浮かび上があった各メーカーの特徴をピックアップ!どのメーカーの除雪機を選べばよいのかわからない方は、ぜひ参考にご覧ください。

高性能で馬力のある
除雪機のラインナップが豊富
国産
メーカー
ワドー
  • ホンダの除雪機製造をはじめ、クボタ・ヤンマーの除雪機をOEM製造。品質の高さは同業者からも支持されている老舗メーカー
  • 自社で開発・製造をしているため、扱いやすさを追求した除雪機が魅力!
こんな人におすすめ
  • 馬力があり、扱いやすい除雪機が欲しい
  • たくさんの除雪機の中から、自分にあうものを探したい
対応タイプ
小型
中型
大型
2万円~10万円代の小型で
低価格な除雪機が豊富
中国
メーカー
ハイガー
  • 中国の自社工場で一括生産体制を組むことにより、安価を実現!
  • 楽天・ヤフー・AmazonのECサイトで手軽に購入が可能
  • 日本語の説明付きで、組み立ても簡単
こんな人におすすめ
  • 収納に困らないコンパクトな除雪機がほしい
  • ちょっとした庭先の除雪やママさんダンプより楽に除雪したい
対応タイプ
小型
中型
大型
運転時の騒音を軽減する
静音モデルの除雪機が豊富
国産
メーカー
ヤマハ
  • 手押しの小型から中型の除雪機で、静音モデルタイプを展開!
  • エンジン部を囲い込んで騒音を低減する静音設計だから、深夜や早朝の除雪作業にも◎
こんな人におすすめ
  • ご近所さんが隣接しているので、運転音が軽減された除雪機が欲しい
対応タイプ
小型
中型
大型
今回調査した
除雪機メーカー
ワドー(和同) / ホンダ / クボタ / ヤマハ / ヤンマー / 工進 / フジイコーポレーション / ハイガー / ヤナセ
選定基準

「除雪機 メーカー」とGoogle検索、表示された上位9位のメーカーをピックアップ。(2022年1月7日調査時点)
・豊富なラインナップ…9メーカーのうち、最も除雪機が多かったメーカー(ワドー(和同))
・低価格…9メーカーのうち、最も低価格の除雪機を多く扱っているメーカー(ハイガー)
・静音モデル…9メーカーのうち、最も静音モデルが多かったメーカー(ヤマハ)