除雪機の雪詰まり対策

除雪作業で必ず起こるのが雪詰まりです。大量の雪を除雪する際オーガやシューターに詰まってしまうので、その都度降りて雪を除去する必要があります。大変面倒ですよね。

そんな時におすすめの雪詰まり対策について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

雪詰まりの対策方法：滑りをよくする塗料を塗る

オーガやシューターの雪詰まりを軽減するためには、滑りの良い塗料を塗っておくことがおすすめです。お手軽なのはシリコンスプレーや防水スプレーですが、雪質を問わず使うならシリコンスプレーがおすすめです。

さまざまな雪質に効果的な
シリコン補修材を使用

詰まりの解消はもちろん、高い防錆効果もあるコーティング剤がシリコンです。シリコンは、雪の固着防止スプレーとして多様な商品が売られているので適するものを選ぶことができます。

ただシリコンスプレー系は剥がれるのが早いので、定期的に塗りなおすことが必要。面倒ですが、簡単にスプレーできるのがメリットなので、除雪作業前にオーガやシューターへ吹きつけるだけで雪詰まりを軽減することができるでしょう。

シリコンより耐久性が高い
ラプターライナーを選ぶのもあり

シリコンよりさらに効果的なのがラプターライナーという塗料。ラプターライナーは、通常の塗料より何倍も耐久性があるという優れた特性を持っています。このラプターライナーをオーガやシューターに塗っておくだけで、雪の詰まりをかなり軽減することが可能。一度塗料を塗ってしまえば大きな物理的刺激がない限り剥がれることはありません。

ラプターライナーは、雪だけでなく防汚、防錆など多様な性能があります。また石などの刺激から除雪機を守ってくれるので、除雪機自体の耐久性もアップします。

ラプターライナーの特徴1：高ポリウレタン塗料が冷温をカット

ラプターライナーの材質は高ポリウレタン性塗料。断熱材などにも使用されており、低温耐性に優れているという特性を持っています。このためオーガに付着した雪が再び凍ってしまうことを防ぐ効果も。

除雪の作業効率を上げることができる優れた効果を持っています。

ラプターライナーの特徴2：デコボコ面が防汚性をアップ

ラプターライナーの塗装面は手触りがデコボコしているのが特徴です。このデコボコが雪や泥などの汚れを防ぐ効果があり、オーガのメンテナンスも楽にしてくれるのです。塗料自体にも防汚性能があるのですが、さらにデコボコ面にすることにより雪のくっつき防止効果が増します。ラプターライナーは、アウトドアや業務用の車に使われていることが多いので、参考までに手触りを実際に確認してみましょう。

ラプターライナーの特徴3：船体や建物にも使用されている塗料

ラプターライナーには、防汚、防錆だけでなく耐摩耗性能や防水性能も備わっています。車輌だけに限らず、船体や建物など多様な場面で使われている塗料。このため、オーガだけではなく多様な場所へ使うことができるでしょう。

馬力別に除雪機の性能を確認する

雪詰まりが起きてないのにシューターから雪が出ない場合

内側に雪が詰まっているわけではないのに、シューターから雪が出ていかないときには、次のような原因の可能性を念頭において対処しましょう。まずは、シャーボルトが切れていないかどうか確認します。その際、必ずエンジンを停止させてから行うようにしてください。そして、刃を一枚ずつまわしてみて、くるくると簡単にまわってしまった場合は、シャーボルトが折れている可能性が高いです。折れていたら交換が必要になります。

あるいは、オーガクラッチレバーを握ったときに、エンジンの音に変化がない場合は、また別の部分が故障しているおそれがあります。特に、ベルト切れなどの問題が生じている可能性が高いです。除雪機を購入した販売店やサービスセンターなどに、除雪機の症状について相談してみることをおすすめします。